西向くサムライ

日曜日, 12月 24, 2006

夕焼けラン 年忘れトラック100周マラソン

公認陸上競技場の400mトラックの第4コースは、一周が422mくらいあるらしい。そのため第4コースを100周するとフルマラソンの距離になることになる。

で、大教大の公開講座”楽しいジョギング教室”の卒業生で作る「夕焼けラン」という会の恒例行事、「トラック100周マラソン」が企画されたらしい。

私もこの公開講座の修了生なので、今年から「夕焼けラン」に参加させてもらうことにした。で、12月23日、50周だけ走ることにした。

いやー・・・実に不思議な光景である。ランナーが黙々と第4コースを走っている。同じ方向ばかり回っていると頭がおかしくなりそうなので、30分毎に走る方向を入れ替える。これがけっこう刺激になってなかなかよろしい。

100周マラソンのデメリットは、退屈なことくらいだが、メリットはいっぱいある。まず、自由に休めること。休むときも自分の荷物がすぐそばにあるので、「マイドリンク」を用意しておけば、好きなときに飲める。サロンパスも手元に置いておける。トイレもすぐに行ける。
それに、速いランナーの姿を間近に見ることができる、というのもメリットですね。普通のレースならすれ違うときくらいにしか見れないフォームや息遣いを、何回も見ることができますからね。

月曜日, 12月 18, 2006

ホノルル行ってきました

今年もまたホノルルマラソンを走ってきました。今年で6回目になりますが、今年は大教大の”楽しいジョギング教室”の皆さんと一緒にホノルルに行ってきました。

ホノルルマラソンには制限時間がありません。「コース上にゴールを目指す意志のあるランナーがいる限り、ゴールは開いている。」ということだそうです。実際に13時間もかけて歩く・・・なんていうのは、本音のところでは迷惑だろう。

今年の完走Tシャツの色は、水色だった。あまり目立たない色だが、逆に考えると着やすい色ではある。完走Tシャツもこれで6枚目になる。こればっかりは捨てる気にはならない。努力と苦労の賜物だ。

日曜日, 12月 03, 2006

第16回福知山マラソンの結果

11月23日は福知山マラソンであった。天気予報では、降水確率50%であったが、幸いにも雨は降らなかった。風は冷たかったけどね

記録は4時間22分。私の記録の中では、2番目に良い成績で、国内レースでは最高記録になった。ハーフまでは、2時間2分だったので、後半に落ち込んだことがよく分かる。心拍計を付けていたので、今回の目標は、一定の脈拍で走り続けることだった。予定どおり走ることができたので、その面では満足のレースだった。問題が発覚したのは”足”であった。太もも・ふくらはぎ・むこうずねの筋肉が悲鳴をあげた。筋力トレーニングに励む必要がありそうだ。もう一つの収穫は、40kmまで走り続けたことだった。いつもなら30km過ぎで大休止があり、その後は時々歩いてしまったりしていたのだが、今回はスローダウンしても走り続けることができた。
今回で3回目の出場となる福知山マラソンだが、この大会はとにかく人が素晴らしい。福知山マラソンは、ランナーに評判がいい。制限時間が5時間というのは、国内のレースでは標準的だし、これと言って特徴的なコースでもない。では何がいいのかというと、ひとことで言うなら「人」だと思う。とにかく人が温かい。
6時半頃に舞鶴自動車道の福知山インターを出ると、薄暗い道路にもうすでにスタッフの方が道案内に立っている。スタッフの方は笑顔で”おはようございます!”と声をかけてくれる。それだけで嬉しくなってくる。駐車場に入ると、笑顔で駐車場所を指示してくれるスタッフがいる。シャトルバスには案内のスタッフが同乗してくれる。
会場でも貴重品預かりのスタッフの言葉遣いも丁寧だ。マラソンがスタートした後も、スタッフや沿道の住民の方がほとんど途切れることなく続く。手をたたきながら「がんば!」と声をかける給水の自衛隊員、中学校や高等学校のブラスバンド部が演奏している。
町の人が太鼓をたたいて歓迎してくれる。給水のスタッフ、給食をしてくれる自治会の方々、自宅からかごを持ってきて、チョコレートやアメを差し出してくれる子供たち、ハイタッチをしてくれる少年野球のメンバーたち、思い出すだけでも胸が熱くなる。
マラソンを走っていると、些細な一言に胸が熱くなることがある。今回は30km地点だったと思うが、男性の方が「負けるな!自分に負けるな!」と声援してくださった。これが胸にグッと来た。そうなんだ。僕ら鈍足市民ランナーは誰かに勝ちたいわけでもなければ、誰かに褒めてもらいたいわけでもない。疲れ果てて歩いてしまいたい気持ちになる。誰もそれを責めたりも叱ったりもしない。疲れた体に鞭打って走ったとしても誰も褒めてくれない。でも、自分がが見ている。歩いてしまった俺を俺が見ている。走り続けた私を私が見ている。そうなんだ。「自分に負けるな」やっぱり福知山の人は優しい。福知山マラソンの魅力は「人」だ。来年も絶対福知山を走りたい。